
街に秋風が吹きはじめるころ、日がしずんで間もない時刻から、「夏の大三角」が空高く見えるようになります。いっぽう、大三角の東がわには大きな四角い星の並びがのぼってきています。 これが秋の夜空の目印、「秋の四辺形」です。 ペガスス座の一部でもあるので、「ペガススの四辺形」とも呼ばれます。 「夏」と「秋」、それぞれの季節の主役の星座たちが入れかわりはじめる、9月から10月にかけての星空です。
東京の町の明かりに負けず、冬の夜に堂々と輝くオリオン座。4個の明るい星で作る長四角と、その中にきれいにならぶ三つ星が目印です。オリオンは、ギリシャ神話に出てくる森のかりゅうど。どんなに大きな動物でも、こんぼうだけでやっつけることができたといいます。オリオンのまわりを、きれいな冬の星座の1等星たちがとりかこんでいます。
春の夜空ではまず、北斗七星を見つけましょう。まるでフライパンのような形ですが、昔の人々は水をくむ「ひしゃく」の形にたとえていました。その北斗七星から、カーブを伸ばしてみましょう。するとオレンジ色の「アルクトゥールス」や白く輝く「スピカ」に出会えます。このカーブを「春の大曲線」と呼びますが、ほかの星座を探すときのよい目印になります。
7月に入ると、七夕の星が夜空に輝きだします。とても明るい「おりひめ星」は、こと座の「ベガ」。「ひこ星」はわし座の「アルタイル」です。二つの星はほぼ東の方角に見えます。そこからほんの少し北に向いてみると、はくちょう座の「デネブ」が見つかります。この明るい三つの星をそれぞれむすぶと「夏の大三角」ができあがります。東の空ではよい目印になるのでさがしてみましょう。